ワキガ手術なら根治が可能
ワキガを根本から治そうと思ったら手術という選択肢を選ぶことになりますが、制汗剤を使用するという手もあります。
手軽さや金額のことなど違いはたくさんありますが、なんといっても決定的に違うのは、持続期間です。
前者は、根本治療につながるので、成功すれば長期間臭いに悩む事はなくなります。
一方の後者では、持続する時間は長くても12時間程度です。朝塗っておけば帰宅するまで大丈夫という長時間安心なものもたくさん出ていますが、毎日のケアが必要です。
思い切って病院に任せることができるかどうかで、その後のケアも違ったものになります。
剪除法なら保険が適用されることが多い
剪除法を使った手術は、以前からワキガの手術としてポピュラーな方法です。メリットとしては、切除する術式とは違って皮膚の面積が狭くならないおかげでつっぱるような感覚に襲われにくい点です。
また、保険適用もあり手術の費用を安く抑えることができます。
一方のデメリットとして挙げられるのは、汗腺を完全に取り除けない場合があるということです。
取り除けない汗腺があると、ワキガ再発の可能性が出てきます。また、汗腺をそぎ落とす際に皮膚に穴を開けてしまうというミスも起こり得ます。
経験豊富な腕の良い医師を選ぶことが大切です。
傷が残りにくい吸引法
吸引法の手術を行うメリットは、なんといっても傷口が小さく済む点です。
傷口が小さいので、ダウンタイムも短くなります。職場や学業への復帰も速くなり、周りにも手術をしたことが気づかれにくいのも利点と言えます。
切開口からカニューレを挿入して汗腺を吸い出す方式を採るため、医師が患部を目視しにくいという難点があります。
そのため、取り残してしまうリスクがあり、再発の心配が付きまとうというデメリットがあります。
また、保険適用が認められてはいますが、美容の観点が高いため、自由診療でしか行っていないクリニックが多いことが現実です。
切開せずに治せるミラドライ
ワキガの手術というと切開を伴うものを想像する人が多いですが、切らない手術が人気を集めています。
その代表格がミラドライです。
この術式なら、マイクロウェーブという電磁波を患部に当てることで汗腺を破壊することができるので、傷跡が残らないのがメリットです。実施できるクリニックも多いので、病院選びの選択肢も広がります。
ただ、この術式にもデメリットはあります。脇の下の臭いが治まったとしても、他の汗腺が刺激され、いわゆる術後臭の問題があります。
術後臭には個人差がありますが、中には手術の前よりも臭いがきつくなったという人もいるので注意が必要です。